若手の営業パーソンがやるべきこと
若手の営業パーソンは経験が浅く、知識やスキルが不足している場合がほとんどでしょう。実践経験を積むことで成長していきますが、より成長速度を早くするためには、何をすべきでしょうか。
本記事では、営業代行会社社長に若手の営業パーソンがやるべきことについてお話をいただきました。より成長したいと考えている若手営業マンはぜひ参考にしてみてください。
Contents
トップセールスの完コピが最も効果的
若手の営業パーソンがまずやるべきことであり、最も効果的なのがトップセールスの完コピだそうです。トップセールス自身も現在の姿になるまでに試行錯誤を繰り返しています。若手営業マンのお手本であり、真似することで自己流の試行錯誤をショートカットして、営業マンに必要な知識やスキル、身だしなみなどを学ぶことができます。
ただ真似するのではなく、完コピするのが重要です。社長には、トップセールスを完コピした経験を語っていただきました。商談を録音・メモして一言一句間違わずに言えるレベルの完コピをしたそうで、お風呂やシャワーで声を出しながら定着を図ったそうです。見て聞いて頭で繰り返すより、声に出す方が口が動き、自分の声で耳に入るのでおすすめの完コピ方法と言えます。
オリジナルティを出すのは二の次
若手の営業パーソンであれば、自分なりの営業マン像があり、オリジナリティを出したくなるでしょう。オリジナリティを発揮し自分の型をつくる前に、結果が出ている人を真似してトップセールスに近づくことが重要です。
トップセールスを完コピできて初めて、自分らしさやこうしてほうが良いかもといった発見が見つかります。
誰を完コピするのかが重要
トップセールスを完コピすることで成長速度を上げられますが、トップセールスと自分の相性も重要です。例えば、自分が落ち着いて論理的に商談をするタイプだとします。トップセールスが明るく気さくで顧客との関係づくりが得意にタイプだったら、真似するには自分にはない部分を真似しなければいけないので、負担が大きいです。
自分のタイプを理解した上で、誰を完コピするかを意識しましょう。自分のタイプやキャラに合った人であれば、真似しやすいので、スムーズにトップセールスの長所を盗めます。
営業を学ぶ機会は本当に効果的か
若手の営業パーソンが営業について学ぼうと考えたときに、勉強会や教材を活用することもできます。トップセールスの完コピが最も効果的と言いますが、勉強会や教材は効果的なのでしょうか?経験を交えてそれぞれの効果について語っていただきました。
セールスの勉強会
セールスの勉強会には、それほど大きな効果はないという見解です。そもそも営業はターゲットや商材などによって異なり、すべての場面に共通するスキルや知識は多くありません。勉強会はターゲットや商材による違いではなく、ベースしか学べないそうです。
営業を勉強するなら、上司に同行して現場で知識やスキルを取り入れる方が効果を期待できます。
セールスの教材
セールスの教材として、書店には営業について書かれた書籍が多く並んでいます。あらゆる営業本を読めばよいかと言われればそうではなく、自分にマッチする営業本を見つけることが大切です。営業全体に関する本を読んだ後に、プロセスに着目した本を読むなど、何を学びたいかに合わせて読めば、効率よく学べるでしょう。
若手の営業パーソンが意識すべきポイント
若手の営業パーソンは、先輩営業マンを完コピするだけでなく、学ぶ姿勢が大切です。若手の営業パーソンが意識すべきポイントを3つ見ていきましょう。
先輩のアドバイスを素直に取り入れる
先輩のアドバイスを素直に取り入れる若手と反発する若手では大きな差が付きます。素直にアドバイスを取り入れることで経験やスキルを吸収できるだけでなく、上司との関係性も生まれます。飲み会やランチに誘われれば、アドバイス以外にもためになる情報を知ることができます。
ただ、アドバイスの中には反発したくなるものもあるでしょう。反発したい気持ちをおさえて素直に聞いた上で、不要なものは取り入れないといったように、自分の中で取捨選択することが大切です。
気になることを積極的に質問する
積極的に質問する若手の営業パーソンは伸びると言います。「この場合どうすればいいですか?」といった質問をとにかくしていくことで、どんどん営業力を付けられます。質問はされる側の先輩も嬉しいので、積極的に質問して知識やノウハウを吸収していきましょう。
小さな目標の達成を習慣化する
営業力をつけるためには日々の努力が欠かせません。努力を継続するためには、小さな目標の達成を習慣するのがおすすめです。リストアップや電話の件数を毎日設定して取り組むことで、次第に結果をついてきて、営業力が身についていきます。はじめは失敗の方が多いですが、地道に続けることが大切です。
参考にしてはいけないダメな営業マンの典型
こうなってはいけないという営業マンの典型もおさえておきましょう。成長速度や顧客・上司からの印象が大きく変わるので、典型に当てはまらないよう要注意です。
相手を考えずまくし立てる営業マン
とにかくまくし立てるように話し続ける営業マンは参考にしてはいけません。営業は相手からヒアリングすることも大切で、相手に話してもらう場面も必要です。また商品・サービスについて知りたいのに、聞いてもいない実績を話しても顧客には響きません。
質問しない営業マン
質問は、相手の企業に興味を持っていれば自然とするものです。質問をしない営業マンは知ろうとする意気込みがない、準備が不十分などと思われ、悪い印象を与えてしまいます。先輩に対しても、顧客に対しても質問することができる営業マンの条件です。
だらしない営業マン
だらしなさには、身だしなみとマメさの2つがあります。清潔感のない身だしなみは相手にしっかり見られていて、印象を左右します。マメさは連絡の早さなどで、訪問後すぐにフォローメールする、きっちり時間を守るなどが重要です。
まとめ
本記事では、営業代行会社社長に若手営業パーソンがやるべきことについて伺いました。
まずやるべきことは、トップセールスの完コピです。自己流で試行錯誤をするよりも、トップセールスを手本に真似する方がより早くスキルやメソッドを吸収できます。また学ぶ姿勢も重要で、素直に受け入れることや積極的に質問すること、小さな目標の達成を習慣化することを意識しましょう。
上司の商談への同行や自分に合った教材も効果があります。若手営業パーソンの方は、まずトップセールスの完コピから始め、営業スキルや知識を身につけていきましょう。
・代表の経歴
大学卒業後、IT企業に入社し、飲食・小売店向けタブレット型POSレジのパッケージ・SaaSの提案営業、また、グループ会社にて、中小企業の経営者を対象に、自社開発CMS、BtoBビジネスマッチングサイトのアウトバウンド営業を担当させて頂きました。その後、IT企業に特化した人材紹介会社にて、外資系・日系IT企業を対象にエンジニア採用のコンサルティング営業を経験し、IT/WEB業界における無形商材の営業経験をいかして、2017年3月に株式会社カタセルを設立しました。
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