営業派遣と営業代行の違いとは?5分でわかる徹底比較
企業が何かしらの理由で営業活動を行うことが難しい場合、外部に発注して営業代行を利用する場合もあります。
営業代行を専門とする業者がありますが、それとは別に営業派遣というものもあります。
この2つにはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を理解して比較してみるとわかるのではないでしょうか。
Contents
営業代行とはどのようなものか
企業が自社製品やサービスをアピールするための活動が営業活動です。
しかし企業に余裕がない場合、営業を仕掛けたくてもそのために必要な時間や費用がないこともあります。
営業スタッフが不足している、営業スタッフがいてもスキルがない、などの事情もあります。
このように困っている企業をサポートするために、代わりに営業活動を行うサービスを営業代行と言います。
必要な営業活動を外部に発注するため、営業アウトソーシングとも言われています。
営業代行のサービス内容
企業に代わって営業活動を行うことが基本ですが、それ以外にも以下の通りサービス内容な充実している場合もあります。
★テレマーケティングの代行
★セミナーや展示会の開催
★ウェブ上での集客
★顧客に対する連絡や商談の代行
★顧客情報のリスト化
★営業コンサルタント業務
このように多岐にわたるため、営業代行業者は企業の成長をサポートする存在と言えるでしょう。
企業の営業活動には顧客を獲得する目的もあるため、積極的にアピールすることが重要です。
そのためにはマーケティングやセミナーなどのイベントの開催、集客なども必要となります。
顧客との関係性も重要で、将来見込みのある顧客とのつながりを確保する必要もあります。
そのための連絡や商談の代行、またリスト化などがサービス内容に含まれている場合もあります。
すべてを業者に任せられる場合もありますが、それだけだと企業の営業力アップにつながりません。
営業スタッフのレベルアップを図れば、契約が切れた後でも高い営業力を維持できるでしょう。
育成の余裕がない場合でも、対応してもらえるかもしれません。
以上が営業代行の特徴となります。
営業代行とは違う営業派遣とはどのようなものか
企業が利用する営業代行は知っていても、営業派遣というサービスは知らないという人もいるかもしれません。
営業派遣とは依頼を受けて代行するものではなく、クライアント先に人材派遣を行うサービスを言います。
必要なスキルを持った人材を、困っている企業に派遣するのです。
クライアント先である企業は営業派遣業者に対して、必要な期間や人数などを提示できる場合もあります。
たとえば繁忙期で5人の営業スタッフが欲しいと相談した場合、営業スキルを持った5人以上のスタッフを一時的にですが確保できるかもしれません。
営業派遣のサービス内容
困っている企業のサポートを行うという意味では、営業代行と共通しています。
サービス内容は営業派遣業者ごとに異なるため、一概には言えません。
しかし外部から委託を受けて代行するわけではないため、多岐にわたる内容は期待できない場合もあります。
派遣に関する契約内容があり、その範ちゅうで営業やその他の業務を行うことが基本です。
ただし企業との相談によっては、様々なことをサポートしてもらえるかもしれません。
単なる営業活動だけではなく、イベントの開催や顧客情報のリスト化なども含まれるかもしれません。
営業と関連性のある業務内容なのか、その企業の成長のために必要なことか、などがポイントとなります。
依頼する場合ですが営業派遣業者にも事情があるため、対応できない内容が出てくることも考えてください。
業者側に無理強いをすると、派遣スタッフのモチベーションに関わるおそれもあります。
必ず事前に相談して、営業活動の範ちゅうを決めておくことです。
派遣スタッフが企業のために働く期間には限りがありますが、その間は良い関係が続くように努めてください。
営業派遣と営業代行の違いは何か
企業に営業スタッフが派遣されるか、企業が営業活動のアウトソーシングをするか、という違いがあります。
またこの2つには、指揮命令権の違いがあるとも言われています。
営業活動のアウトソーシングは、業務委託という形となります。
業務委託の場合、指揮命令権は委託元となる企業にあります。
つまり営業代行では成果を達成するために、マネジメント機能も必要となるのです。
一方営業派遣の場合、指揮命令権は派遣先にあります。
営業活動の範ちゅうはあるものの、派遣先のマネージャーや管理職に従い仕事を行うことになります。
指揮命令権以外の違いはあるのか
上記した指揮命令権以外の違いは、主に3つあります。
★ディレクション機能
★営業マインド
★チーム形成の難易度と成果
営業に必要なスタッフの指導や監督、演出のために必要な機能をディレクション機能と言います。
日ごろから一緒に仕事をしている同僚であれば、ある程度ディレクションしやすいかもしれません。
互いの得意分野や業務上の癖、考え方などが理解できていると良いです。
営業派遣では元々企業にいなかったスタッフが参加することになるため、ディレクション機能が発揮されるまでに時間がかかる場合もあります。
営業に関する考え方である営業マインドにも差があり、統一性を重視する場合はよく話し合う必要があります。
チーム形成の難易度と成果についても、日ごろから一緒に仕事をしている者同士とそうではない者に分かれるでしょう。
営業代行の場合、それぞれの職場のスタッフが一緒になって働くわけではありません。
結果の共有や相談などはありますが、指揮命令権以外の違いについてそれほど気にする必要はないかもしれません。
おすすめの営業派遣業者を紹介
営業代行業者ではなく営業派遣業者に依頼したい場合、以下に挙げる3社をおすすめします。
3社は業界でも知名度が高く、初めて利用する場合でも安心して任せられるでしょう。
それぞれに強みがあるため、営業派遣を必要とする際に是非とも検討してみてください。
パーソルテンプスタッフ株式会社
パーソルテンプスタッフ株式会社は日本国内だけではなく、アジアやパシフィックなど12各国に展開しています。
2019年8月にウェブ上で実施された営業派遣求人のランキングで、見事1位に輝いたこともあります。
日本国内だけでなく海外にも太いパイプがあることから、今後ますます注目されるのはパーソルテンプスタッフ株式会社かもしれません。
海外とのコネクションを作りたい場合、チャンスがあるかもしれません。
株式会社スタッフサービス
株式会社スタッフサービスは、事業者が全国47都道府県にあり対応の幅が広いです。
急な欠員や業務量増加などのトラブルにも対応してもらえます。
日本国内全国対応を売りにしている株式会社スタッフサービスは、地方の企業にとっても強い味方と言えるかもしれません。
地方から新しいチャンスを作りたい企業にとって、強みのある代行業者の存在は必要不可欠ではないでしょうか。
株式会社リクルートスタッフィング
株式会社リクルートスタッフィングは、満足度調査において担当営業とのコミュニケーションなどの分野で1位に輝いています。
営業派遣を含めて業界トップクラスの仕事量と言われています。
企業の近くに営業所があれば、気軽に相談することをおすすめします。
タイミングはなるべく早い方が、営業派遣業者も対応しやすいでしょう。
営業派遣はどのように活かすべきか
営業活動のために営業派遣と派遣代行のどちらを良いかですが、一概には言えません。
どちらが良くて悪いという話ではなく、特徴を理解して上手く活かすことが重要です。
企業のために営業戦略や営業ノウハウなどが必要か、人的リソースの補填で十分なのか、という違いもあります。
それを判断するのは企業の担当者であるため、現場で働くスタッフが決めるわけではありません。
しかし素直な声を反映させて現場の空気を良く保ち、モチベーションに悪く営業しないようにすると良いでしょう。
営業派遣のメリットを理解しよう
もし営業代行ではなく営業派遣を利用するつもりの人は、以下のようなメリットがあることを理解しておくてください。
★企業の営業スキルがある程度高ければ人的リソースの補充だけで良い
★同じ営業スタッフが長期にわたり現場で働いてくれる場合もある
★営業代行と比較して料金が安くなる場合もある
人的リソースの補充だけで良い場合、わざわざ外部に発注する必要はありません。
必要最低限の人材のみを確保して、現場の混乱を避けたい企業に向いています。
また派遣されたスタッフの契約期間を調整できれば、長期にわたり戦力となってもらえる可能性もあります。
同じ営業活動を行うスタッフが頻繁に変わることは、企業にとって良くありません。
引き継ぎが面倒となり、引き継ぎ後の成果に営業する場合もあるためです。
そして料金の安さですが、念のために事前にチェックしておくべきです。
安い料金で質の高いサービスを受けられるのであれば、それに越したことはないでしょう。
料金とサービスの内容をチェックし、見合っているかを判断してください。
メリットに魅力を感じた場合、営業派遣の利用を検討すると良いです。
以上の通り営業派遣と営業代行には違いがありますが、企業との相性が重要となります。
営業派遣を利用する場合、事前に相談して内容につて細かく話し合うと良いでしょう。
指揮命令権やその他の違いについても、必ず比較した上で双方の合意があることも欠かせません。
サービス内容に関しては共通点があるものの、人的リソースの補充を重視する場合は営業派遣をおすすめします。
派遣された営業スタッフの長期戦力化や料金など、他のメリットと合わせて総合的に判断してください。
営業派遣によって企業の営業力がアップすれば、自社製品やサービスの売れ行きが良くなる可能性もあります。
・代表の経歴
大学卒業後、IT企業に入社し、飲食・小売店向けタブレット型POSレジのパッケージ・SaaSの提案営業、また、グループ会社にて、中小企業の経営者を対象に、自社開発CMS、BtoBビジネスマッチングサイトのアウトバウンド営業を担当させて頂きました。その後、IT企業に特化した人材紹介会社にて、外資系・日系IT企業を対象にエンジニア採用のコンサルティング営業を経験し、IT/WEB業界における無形商材の営業経験をいかして、2017年3月に株式会社カタセルを設立しました。
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