副業とは?本業での価値を高めるのでおすすめ
各企業の就業規則に「副業禁止」という文字が載っているのが当たり前だった時代は、今や昔の話になりつつあります。
この記事では、副業のもたらす「効能」と、副業の選び方、その具体例を見ていきます。
これまで副業について深く考えたことがない方や、すでに副業を始めたいと思っている方の参考になれば幸いです。
Contents
副業はもはや他人事ではない?
そうは言っても、現職の会社が副業を認めていないという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
しかしながら会社の規則がこの先も変わらないとは限りませんし、現代は生涯を同じ企業で過ごすことが当たり前の時代でもありません。「定年」という概念もこの先大きく変わり、人はもっと長い間働くのが当たり前の時代が来るかもしれないのです。
その時に、様々な副業を通じてマルチスキルを身に付けている人の方が「生きる力」が高くなるのは言うまでもありません。
企業も注目する、副業の「効能」
もちろん個人の収入をサポートするという側面も大きいですが、副業の「効能」それだけに止まりません。仕事の選び方次第では、もともと持っているスキルを磨いたり、新たなスキルを身に付けたりと、自身のバリューを高められるのです。
各企業にとっても、付加価値の高い社員が会社にもたらすベネフィットは大きく、そこに目を向けて、スタートアップ企業やベンチャー企業だけでなく、Googleやソフトバンク、リクルートなど大手企業でも本業に支障がない限り副業を認める、というケースが増えてきています。
プライオリティはお金か、スキルアップか、新たなスキルか
副業を考える時、何を目的にするかによって当然選ぶ仕事は変わってきます。
やはり収入アップに主眼を置くのか、今本業で必要なスキルや趣味で続けていることのスキルをさらに磨きたいのか、それとも全く新しいスキルを体得したいのか。
副業である以上、それぞれに収入はありますが、一つの職に全てを求めるのは現実的ではありません。
副業に対する制約がなく比較的時間に余裕がある人であれば、いくつかの副業を掛け持ちするという考え方もありますね。
それでは、実際どんな副業があるのかそれぞれのケースに当てはめて見ていきましょう。
ちょっとしたお小遣いを稼ぎたい人にオススメの副業
最初に断っておくと、副業である以上、本業をしのぐような収入を期待するのは現実的ではありません。副収入が高額になるのは、特定の分野で相当高いスキルを持っている人だけと考えるべきです。
そう言った意味で、ここで紹介する副業はどれもスキマ時間に「ちょっとしたお小遣い」を得る程度、という気持ちで臨んだ方がいいでしょう。せっかくなので楽しみながら、というのがポイントです。
ポイントサイト
ポイントサイトに掲載されている広告を通じて買い物をしたり、アプリをインストールしたり、会員登録をしたり、レビューを書いたりと、ポイントを発行する企業にとって望ましいアクションを取ることでコツコツとポイントを貯めていき、ある一定のポイント数が貯まれば現金化(もしくはそれに準ずる金券や電子マネー)が可能となる副業です。
こちらはスキマ時間を利用してかなり手軽に始めやすく、そこまで高額な収入は見込めないためあまり副業という感覚はないかもしれませんね。
ポイントサイトで検索すればたくさんのサイトがヒットするのでどれを利用すればいいのか迷ってしまいそうですが、換金レートがあまりに高かったり、利用者に課金する仕組みがあるサイトは怪しいと思って避け、なるべく利用者が多く運営元が信頼できるサイトを選んだほうが良いでしょう。
【サイト例】
・モッピー
・モバイルインカム など
アンケートモニター
調査会社などが運営するアンケートモニターサイトに登録することで、定期的にアンケートが依頼され、それに回答することでポイントを貯めていくシステムの副業です。こちらも一定のポイントが貯まれば、それを現金(もしくは金券等)と交換でき、誰でもスキマ時間で気軽に実践できる副業です。
報酬単価こそ高くないですが、依頼されるアンケートのほとんどが、企業の新製品や新サービスの開発や広告プロモーションに関係しているため、視聴者視点に身を置いて他企業のマーケティングを客観的に見る絶好の機会とも言えます(ただし、アンケートは依頼元企業名が伏せられていることも多い)。
【サイト例】
・マクロミル
・リサーチパネル など
エキストラ
もし、映画やドラマ、CMなどの制作現場に興味があり、一回あたりの拘束時間が長くても問題ないのであれば、エキストラという選択肢もあります。
エキストラとは言え、場合によっては超一流の制作現場を体験するチャンスもあり、クリエイティブの最前線を感じておくことは、マーケティングの仕事をしているのであれば損はないのでは。
ただし、コンスタントに仕事があるわけではないという点、拘束時間のわりに報酬は少ない(場合によっては交通費のみの現場なども)ことは留意しておくべきです。
エキストラバイトを行うためには、エキストラ専門でキャスティングをする企業に登録しておく、もしくはエキストラバイト情報をまとめているサイトで募集情報をチェックするなど、いくつかの方法があります。
【サイト例】
・CASTY など
フリマ
今や、メルカリやヤフオクなどフリマアプリで物を売り買いすることがスタンダードになっています。自宅の不要品を処分できて収入を得られるのですから、コンスタントな副業とは言えなくても、利用価値は高いのではないでしょうか。
加えて、商品に買い手をつけるために工夫して写真撮影したり、随所に気を配ったテキストを構成して出品準備を整えるなど、ECサイトで物が売れる状態というものを自ら体感し体得するチャンスとも言えます。
しかし、いざ出品準備や売れた商品の発送がどうしても面倒ならば、出品代行を利用する、という手もあります。落札された場合の手数料をかなり引かれてしまいますが、出品から発送にかかる全ての作業を請け負ってくれるで非常に楽ではあります。
「出品代行」そのものを副業にするという選択肢ももちろんありますが、中には悪質な業者も多数存在し、詐欺事件に巻き込まれるリスクがあるので気をつけたいところです。
【サイト例】
・メルカリ
・ヤフオク
・オクサポ(出品代行)
・トリクル(出品代行) など
自分の持っているスキルを活かしたい/磨きたい人にオススメの副業
前職でとった杵柄であったり、長年趣味で続けているものがプロ顔負けになっていたり、すでに、本業とは別のところで高いスキルを持っているという人も多いと思います。
そう言ったスキルを趣味ではなく「仕事」として活かすことで緊張感が生まれ、そのスキルはさらに磨かれることになるでしょう。
スキルのレベルが上がってくれば、それに伴って自ずと副収入も上がっていくことにも期待できます。
フリー素材画像のフォトグラファー
もしも写真を撮ることが好き、もしくは興味があるならオススメしたいのが、自分が撮影した画像をフリー素材として販売するフォトグラファーという副業です。
例えば、ストックフォトの大手、ゲッティイメージズが運営している「iSrtock」というサイトでは、そのようなフォトグラファーを「ディストリビューター」として常に公募しています。一眼レフなど高価なカメラがなくても大丈夫。極端な話、スマホで撮影した写真だけでも、需要さえあれば写真は売れます。
ディストリビューターとして登録されるためには簡単な審査が必要だったり、数万点の画像の中から自分の写真が選ばれてダウンロードされる確率を考えると収入を確実に増やし
たい人向けではないかもしれませんが、世の中で今どんな画像に需要があるのかを予測し、見極めながら撮影のスキルを上げるチャレンジというのは、なかなか有意義なのではないでしょうか。
【サイト例】
・iStock by getty images など
アフィリエイト
もしも個人的にブログを開設していて、アクティブに更新を続けているのであれば、アフィリエイトが当然副業の選択肢に入ってくるでしょう。
アフィリエイトとは、個人ブログなどのサイトに、広告主のバナーなどを掲載し、ブログ読者がそのリンクをクリックした実績に応じて報酬が課金されていくシステム。当然ブログ読者が多く、かつ記事内容と商品の相性がよければクリック率は上がり、報酬も上がっていきますから、アフィリエイトをやる人は、どうすれば読者を増やせるか、試行錯誤することでしょう。
それは言ってみれば個人でオウンドメディアを運用するようなものですから、そういった意味で、アフィリエイトに本気で取り組めば、決して机上の議論だけでは体得できないマーケティングの機微のようなものを身に付けられるのではないでしょうか。
アフィリエイトを始めるには、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる仲介業者へ登録しましょう。
【サイト例】
・A8.net
・アクセストレード など
クラウドソーシング
単純な入力作業や文字起こしなど、スピードと物量がものを言うスキルを活かすなら、クラウドソーシングがオススメです。
普段、クラウドワーカーに仕事を発注する立場にある人も多いと思いますが、それはつまり、日々あらゆる領域でスピードと物量が求められていると言うことです。
単純なデータ入力だけでなく、ちょっとしたライティングや翻訳など、自分の得意領域にある仕事も見つけやすく、かつ、その得意領域のスピードに磨きをかけることもできるクラウドソーシングは人気のある副業の一つと言えます。
【サイト例】
・ランサーズ
・クラウドワークス など
インフルエンサー
料理、写真、DIY、整理整頓など、Instagramにポストした画像で人々に訴求できる何かに秀でているものがあるなら、マイクロインフルエンサーを目指すのはいかがでしょうか。
現時点ですでにフォロワーが数千人規模でいる人であれば、それはかなり現実的な副業になると言えます。
これからの時代のマーケティングにおいて、インフルエンサーの存在はますます重要になってきますし、「好き」を突き詰めれば突き詰めるほど高収入に繋がる可能性のあるインフルエンサーにチャレンジすることは、モチベーションを高めてくれることでしょう。
ただし、似たようなインフルエンサーが飽和状態であることもまた事実。新たなポジショニングやコンテンツをどうやって生み出していくのか、そんなまさに鋭いマーケティングの視点が必要となってきます。
新たなスキルを身に付けたい人にオススメの副業
本業や趣味とは全く関係ない新たなスキルを、副業を通じて身につけていく、という考え方もあります。
リスクを伴う副業であるとも言えますが、モノにすることができれば、高い収入を見込むことができたり、自分で独立してビジネスを起ち上げられるほどの知見を身につけることも可能です。
資産運用
これは「副業」という感覚とは少し違うかもしれませんが、新たなスキルを手にして収入を得る、と言う意味では、かなりやり甲斐のあるテーマと言えます。
日本人は投資に対して怖がりすぎる傾向があり、欧米人に比べ投資のスキルを身に付けている個人が圧倒的に少ないとも言われています。
確かにリスクもあるのは間違いありませんが、自分ではなく積極的に「お金を働かせる」ことができれば、労働集約型の仕事から解放され、もっと自分を高めるために時間を使える可能性も広がります。
最近では、詳しい知識と面倒な手続きがなくてもスマホで手軽に始められる投資サイトやアプリなども登場しています。習うより慣れろの心持ちで、まずお金を動かすことから初めてみては?
【サイト例】
・ウェルスナビ
・クロエ
・THEO など
ネットショップ
今や個人でも簡単に決済機能を備えたネットショップ用のサイトを作れるサービスが多数存在します。
手作りのアクセサリーや、自分で描いて額装したイラストなどの作品など気軽なものから、しっかりと商品開発したオリジナルの食料加工品など、様々なものを個人で物販することができるのです。
もちろん、気軽な副業としてそれを続けるのもアリですが、ネットショップの運営にはには商品開発からマーケティングまで一連の工夫が必要であり、仮にここで固定客を掴めたとするならば、それはもう独立専業の道のスタートラインに立てたことを意味しているとも言えます。
本業とは別のところで「稼ぐ力」を個人で持っておくということは、これからの時代、非常に大きな意味を持つと思います。
まとめ
いかがでしたか?
ここに挙げた以外でも、少しリサーチすれば本当に様々な副業が存在することがわかります。
上述したように、もはや副業は他人事ではなく、全ての人にとって、それを持つことが当たり前の時代がすぐにやって来るかもしれません。
単にお金のためではなく、自分の「生きるスキル」を高めるという観点で、一度副業について考えてみてはいかがでしょうか。
・代表の経歴
大学卒業後、IT企業に入社し、飲食・小売店向けタブレット型POSレジのパッケージ・SaaSの提案営業、また、グループ会社にて、中小企業の経営者を対象に、自社開発CMS、BtoBビジネスマッチングサイトのアウトバウンド営業を担当させて頂きました。その後、IT企業に特化した人材紹介会社にて、外資系・日系IT企業を対象にエンジニア採用のコンサルティング営業を経験し、IT/WEB業界における無形商材の営業経験をいかして、2017年3月に株式会社カタセルを設立しました。
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◆実績
上場企業から数名規模のベンチャー/スタートアップ企業のご支援を通じて、大手・中堅企業のキーマンとの1000件以上の商談獲得の実績がございます。商材については、B2B SaaS、HR Tech、AIなどといった新規性の高いサービスから、システムの導入支援や業務改善、組織変革のコンサルティングなどといった大企業の大きな課題を解決するソリューションまで、一般的に、複雑で分かりにくいとされる無形商材の営業支援が中心となっております。月間の商談獲得件数については、営業マン1名でご訪問頂ける月間5件といったミニマムスタートから、月間1000通以上の手紙送付、商談獲得30件といった比較的大規模なアプローチまで、各企業様のご意向にお合わせしたボリュームで営業支援をさせて頂いております。弊社が獲得した商談経由の受注実績については、数百万円からLTVで考えると一千万円前後の高単価の商材を中心となっております。訪問から受注までのリードタイムは、商材によっても大きくことなりますが、平均的に3~6ヶ月で、早いものですと1週間前後で契約に繋がった事例から、長いものですと1年以上かけて契約に繋げるものまで幅広くなっております。受注率についても商材によって大きく異なり、受注率20%の事例もございますが、逆に数%の確率で大型商談を狙うものまで、商材の性質や単価、企業様の営業戦略によって大きく異なります。まとめますと、弊社は、ご依頼頂く企業様の規模は問わず、IT、マーケティング支援、コンサルティングなどの高単価の無形商材で、大手・中堅企業をターゲットにする営業支援を得意としております。