営業ならしっておくべきお礼メールの書き方

営業につなげるお礼メールの書き方。ポイントやシーン別お礼メール例文も

ビジネスにおいて、将来顧客になりうる人物と接する機会があります。何もアクションがなければビジネスにはつながりませんが、お礼メールを1通送るだけでも、それがきっかけになって商談につながるかもしれません。

本記事では、営業におけるお礼メールの書き方やポイントをご紹介します。お礼メール送るシーン別の例文もご紹介しますので、メール作成に役立ててみましょう。

営業に欠かせないお礼メールとは

営業におけるお礼メールとは、ビジネスシーンでの交流やコミュニケーションがあった後に感謝を伝えるメールです。例えば、展示会に訪れ名刺をいただいた顧客に対して、「本日は展示会にお越しいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」などのメールを送り、感謝を伝える役割があります。

感謝を伝えると同時に、顧客との関係づくりに効果的です。お礼メールで接点をつくることによって、課題や問題点が発生したときに、自社の商品・サービスを検討してもらえるかもしれません。営業訪問後のお礼メールであれば、丁寧な印象を与え、信頼や安心を得られるので、商談をスムーズに進めるきっかけになるでしょう。

営業のお礼メールでおさえたいポイント

営業のお礼メールでは、タイミングを逃さない送信や感謝の伝わる内容などが重要です。お礼メールでおさえたいポイントをピックアップしたので、ポイントを参考にお礼メールを作成・送信しましょう。

24時間以内に送るのがベスト

お礼メールは、印象が残っているうちに送ることが大切です。目安としては、交流や訪問後24時間以内が望ましいでしょう。コミュニケーションの印象が残っているので、感謝が伝わりやすく、その後の関係づくりがしやすくなります。

数日経ってからお礼メールは、印象が薄まっているので、関係をつくるきっかけにならないかもしれません。特に営業訪問後のお礼メールは遅れてしまうと、失礼にあたり、信頼をなくすことも考えられ、できるだけ早めの送信で丁寧な印象を与えることが大切です。

1回読むだけでわかる内容に

せっかくのお礼メールも内容が伝わりにくいとビジネスのきっかけにならない可能性があります。1回で読むだけでわかる内容を基準に、簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。

わかりやすいお礼メールを書くためには、まず件名が重要です。丁寧に書こうとして長くなってしまうとかえってわかりにくくなるので、「〇〇の御礼 株式会社〇〇の〇〇(氏名)です」のような簡潔な件名にしましょう。

内容は、長文になりすぎずに感謝の気持ちをシンプルに伝えることが大切です。一文の長さを調節したり、改行を入れて見やすくしたりするなど、見やすくわかりやすい内容にすると、感謝が伝わるお礼メールになります。

テンプレート通りではなく気持ちを込めた文章に

営業で使用するお礼メールは、ある程度テンプレートが決まっている場合もあるでしょう。社名や担当者名を当てはめるだけで簡単に作成できるので、手間がかからず、ミスも少なくなります。

ただし、まるっきりテンプレート通りだと形式的な印象を持つ場合もあります。文章を考える時間や手間はかかりますが、印象に残った会話に触れるなど、気持ちを込めた文章にしましょう。「しっかりと対話を覚えてくれている」「相談や希望を考えてくれている」といった印象を与え、他の営業マンを一歩リードできるはずです。

営業シーンに合ったお礼メールの書き方・例文

お礼メールのポイントをおさえた上で、営業シーンに合ったお礼メールの書き方をご紹介します。例文も合わせてご紹介するので、お礼メール作成に参考にしてみましょう。

商談後のお礼メール

商談後のお礼メールは、アポあり商談とアポなし商談で文面を変えましょう。基本的には、訪問させていただいたお礼や検討のお願い、次回の訪問予定の確認などを書きます。アポなし商談は、突然の訪問に関わらず対応してくれたことに感謝を示しましょう。

・アポあり商談のお礼メール例文
件名:会社訪問のお礼

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇(役職) 〇〇 〇〇様

本日、〇〇(商品・サービス名)を提案させていただきました、
株式会社〇〇 〇〇と申します。

この度は、お忙しいなか、お時間をいただき、
誠にありがとうございます。

弊社の〇〇(商品・サービス名)についてご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

ご検討の際、不明点やご質問などがございましたら、
お気軽にご相談していただけますと幸いです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

・アポなし商談のお礼メール例文
件名:ご面談のお礼

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇(役職) 〇〇 〇〇様

本日訪問させていただいた、
株式会社〇〇の〇〇と申します。

本日は、突然の訪問になってしまいましたが、
お時間を割いていただき、誠にありがとうございました。

提案でいただきましたご指摘については、〇〇様とご相談させていただいた通り、
〇月〇日までに再度ご連絡させていただきます。

突然ではございますが、今後ともお取引いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

商談で課題・宿題をもらったときのお礼メール

商談では、顧客から課題や宿題をもらう場合があります。導入費用や導入時期などの再検討が必要になることもあり、その場合お礼メールに検討する旨を記載しましょう。

次回の訪問予定が決まっている場合は日時の確認、検討に時間がかかる場合は準備でき次第連絡することをお礼メールの最後に添えるようにします。
件名:会社訪問のお礼

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇(役職) 〇〇 〇〇様

お世話になっております。
先ほど訪問させていただいた株式会社〇〇の〇〇でございます。

〇〇様からご指摘いただいた〇〇について、
ご希望に沿った提案ができるように、社内で再検討させていただきます。

提案内容が決まりましたら、改めて連絡を差し上げますので、
よろしくお願い申し上げます。

なお、ご質問や追加のご要望がありましたら、私までお気軽にお申し付けください。

メールでのご挨拶になりますが、取り急ぎお礼とさせていただきます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

会食のお礼メール

顧客と会食を行った際は、会食を開催していただいた感謝やごちそうになった感謝をメールで伝えましょう。お返ししたい気持ちや会食が良い機会になったことを伝えると、より丁寧なお礼メールになります。
件名:会食のお礼

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇(役職) 〇〇 〇〇様

いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇でございます。

昨日は、会食に参加させていただき、誠にありがとうございました。
〇〇様と貴重なお時間を過ごさせていただき、大変感謝しております。

普段お聞きできないような貴重な話もお伺いでき、大変勉強になりました。
今後ともご教示いただけば幸いです。

また今回はごちそうになってしまい、大変恐縮です。
次回のお食事の際は、こちらからお返しさせていただけばと思います。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

展示会来場に対するお礼メール

展示会に来場いただいた顧客に対しても、丁寧なお礼メールを送りましょう。来場していただいた感謝を伝えるとともに、商品・サービスをより理解できるページURLを添付すると印象が残りやすく、商談につながる可能性が高まります。
件名:ご来場のお礼

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇(役職) 〇〇 〇〇様

お世話になっております。
昨日は、〇〇(展示会名)にて、当社のブースにお越しいただき、
誠にありがとうございました。

〇〇様にとって、〇〇(商品・サービス名)の情報が
有益なものになっていればうれしい限りです。
より詳細な情報がわかるページのURLを添付させていただきますので、
ご参考にしていただけると幸いです。

〇〇(商品・サービス名)
ページURL

ご不明点やご質問などがありましたら、担当〇〇までご連絡ください。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

まとめ

商談や会食、展示会などのビジネスシーンでの顧客との関わりに対して、お礼メールを送ることで、ビジネスのきっかけをつくることができます。

より効果的なお礼メールを書くためには、24時間以内の送信・わかりやすい内容・気持ちを込めた文章といったポイントが重要です。シーン別のお礼メール例文も参考にしながら、顧客に感謝の気持ちが伝わるお礼メールを送りましょう。

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