営業職の適正があるか知りたい!営業に向いている人・向かない人

営業職の適正があるか知りたい!営業に向いている人・向かない人

企業の商品・サービスへ売り込み、成約を勝ち取り売上をつくる営業職。現代は顧客自身が商品・サービスの情報を得られるようになり、これまでよりも営業の成功は一筋縄ではいかなくなっているので、営業に関わるスキルや適性が求められます。

営業職への就職・他の部署からの異動を考えている方にとっては、自分が営業に向いているのか、それとも向いていないか気になるはず。そこで本記事では、営業に向いている人、向いていない人の具体例をご紹介していきます。

営業職に必要なスキル

営業職の適性があるか知るために、まずどんなスキルが必要になるか見ていきましょう。自分の得意不得意を想像しながら、営業職に合いそうか考えてみてくださいね。

提案力

営業は、商品・サービスの良さを一方的に売り込むのでは成功は見込めません。顧客が既に同業他社の機器やサービスを導入していることもあります。そこで必要になるのが、提案力です。顧客の持つ課題や悩みを理解し、自社の商品・サービスを導入することでどのようなメリットがあるかを提案することが求められます。

新規営業の場合も同じで、新規導入におけるコストや手間などの壁を乗り越えなくてはいけません。売り込みではなく、顧客のニーズを汲み取り提案する力が必要です。

質問力

顧客の課題や悩みを引き出す方法として、質問が大きな役割を果たします。的確な質問内容や質問するタイミングが身についていると、成約につながるヒントを引き出しやすくなります。

営業においては、現在の状況はどうなのか、どのように改善したいか、そのためには何が足りないかといった質問が効果的です。目的を持って質問できること、会話のリズムを保ちながら質問を入れられることなどが求められます。

ヒアリング力

営業職は話上手というイメージがありますが、必ずしもそうではありません。提案力も質問力にもヒアリング力があってこそ発揮できるものです。営業職はいかに聞き上手になれるかが重要で、ヒアリング力が求められます。

顧客に売り込むのではなく、顧客の話を引き出して打ち解けたり、会話から課題や悩みを引き出したりして、会話の中から多くの情報を引き出すことが大切です。引き出した情報から、顧客に合う商品・サービスを提案できれば、営業を成功させることができるでしょう。

対応力

多くの職種に共通する部分でもありますが、営業には臨機応変な対応力が求められます。電話・メール・来客での対応、営業先・取引先・機関での対応、クレーム対応など、やり取りの手段や相手、場面に合った対応が必要です。

なかには予想外の対応を求められる場面もあり、即座に最善の対応を選び実行しなくてはいけません。考えうる状況を予測しつつ、常に対応の準備ができていることが求められます。

精神力

営業は商品・サービスを使ってもらうことよりも、失敗に終わることも多いのが実情です。何度訪問しても成約につながらなかったり、飛び込み営業で門前払いされたりしても、めげない精神力が求められます。

もちろん気合と根性だけあれば良いのはありません。失敗やミスに一喜一憂するのではなく、切り替えて次の営業に進んだり、自分の力に変えていったりする気概が必要です。

営業職に向いている人

営業に向いている人はどんな人なのでしょうか。5つの具体例を挙げましたので、自分にあてはまるかどうか確かめてみましょう。

目標に向かってやりきれる人

営業のなかでも新規開拓営業は断られることも多く、結果を出すためには根気よく努力を続ける必要があります。そのため、売上を出す・〇件契約するなど目標に対してやり切れる人が向いています。

途中でめげてしまうことがあっても、地道な分析や訪問をしたり、スキルアップを目指したりして、諦めずに取り組める人が営業職に最適です。

人当たりがよく好かれる人

営業では、商品・サービスの提案をしたり、契約を取り付けたりする前に、顧客との関係づくりが欠かせません。常に明るく接することができて、人当たりがよく好かれる人は、顧客にも好印象を与えることができるので、営業をスムーズに進められるでしょう。

計画的に業務に取り組める人

一見トーク力が一番重要に思えますが、計画的に取り組める人も営業に向いています。多くの案件を抱えるなか、スケジュールをしっかり把握し、フォローを欠かさずに行うためには計画性が大切です。見込み顧客へのアプローチや営業案件の進捗管理など、多くの業務で役立ちます。

コミュニケーション力があり社内で協力できる人

商談におけるコミュニケーション力も欠かせませんが、社内でも円滑にコミュニケーションがとれて協力できる人が営業に向いています。営業部で進捗を共有して作戦を立てたり、経理部に契約内容を伝えたりするなど、営業の成功には社内での連携が必要です。

相手のことを考える気遣いができる人

営業はいかに相手が持つ課題や悩みを引き出すかが重要です。自社の売上や自分の成果に固執するのではなく、相手を第一に考え気遣いできる人が営業職に合っています。相手目線でヒアリング・提案したり、相手に合った伝え方をしたりすることで、商品・サービスの購入・利用につながっていきます。

営業職に向いていない人

営業職に向いている人がいる反面、向いていない人もいます。上手くいかないことが多かったり、無理が必要になったりするので、営業職に就くべきか検討する必要があるかもしれません。

ミスや失敗を活かせない人

営業は必ずしも売れるとは限らず、営業活動が失敗に終わることもあります。慣れない顧客や状況だった場合ミスしてしまうこともあるでしょう。失敗やミスが起きてしまったときに、落ち込んでスイッチが切れてしまったり、一喜一憂して活かせない人は、営業に向いていません。ミスや失敗を糧にして、スキルアップや見識を広げる姿勢を持つことが大切です。

自己中心的で相手の立場になって考えられない人

相手よりも自分を優先する自己中心的な人は、営業職に不向きです。相手の課題や悩みを聞こうとせず、自社の売上や自分の成績を優先し、とにかく自社の商品・サービスを売り込むなど、自分本位であるとニーズに合った提案はできません。

スケジュール管理ができない人

日頃からスケジュール意識が薄い、計画性がない人は、営業職には致命的です。担当している案件の進捗や1日に訪問・連絡する顧客の数・時間帯などを把握し、効率良く営業活動を進める必要があります。

自分で考えて行動できない人

営業は顧客との対話であり、マニュアル通りには進みません。教えられたことや言われたことだけに従っていては、顧客にとって最適な答えを見つけ出せず、営業スキルを上げることも難しいです。自分で考えて相手のために行動できる人、課題を見つけて改善に向けて動ける人が営業に求められるでしょう。

プライドが高い人

営業という仕事にプライドを持って取り組むことは大切ですが、自分に対するプライドが高い人は、営業には向いていません。プライドが邪魔して、顧客に敬意を払えなかったり、自己中心的に対話を進めてしまったりする可能性があり、顧客から見ると信頼することができないでしょう。顧客のいる職業に共通する部分ですが、直接顧客と関わる営業だからこそ、プライドの高さはキズになります。

営業職に向いていない場合はどうする?

営業職に向いていない人の条件に当てはまっていたり、現在の営業の仕事に違和感を感じていたりする場合は、別の業種への転職や部署異動の検討をおすすめします。営業には、スキルも重要ですが、向き不向きも大きく、性格や人間性も関わってきます。合わない、辞めたいと思った状態から営業職で何とかやろうとするのは得策ではありません。自分に合った他の業種を見つけることで、スキルや人間性を発揮できるはずです。

また営業スタイルが合わない場合もあるでしょう。新規の個人営業でのコミュニケーションに向いていないと感じた場合、法人営業や既存顧客を対象にした営業に目を向ける方法もあります。

まとめ

営業職には、提案力や質問力などのスキルが求められるだけでなく、向き不向きがあります。営業に向いている人は、やり遂げられる人や計画性がある人などが、向いていない人には自己中心的な人、プライドが高い人などがそれぞれ挙げられます。自分の持っているスキルや性格、考え方を振り返り、営業に向いているかを見極めて、就職や転職に役立てましょう。

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